夏と冬の日記

日記とか諸々の毒吐き。

4年間消えない

トラウマを1つ書かせて欲しい。

 

一人暮らしが始まってすぐの頃、実家から遠く離れたこの場所で、家族も友達もいない状態。

それはそれは開放的であったが、どんなに1人が好きでも、やはり人間は人間と関わりが無いと寂しくなるものだ。

そんな中友達ができた。物理的にも心理的にも最初から距離感が近いことに少しの違和感を覚え。

ある日一緒にリモート勉強しようと言われた。数回した。あまり好きではなかったが友達の少ない自分にとっては数少ない友達。むげにできなかった。

ラインもこっちからすることは無かったが、向こうからはよく来た。全て返信していた。電話もよくかかってきた。電話も嫌いだが出るようにしていた。

コミュニケーション能力が高い人なんだと思っていた。この人と仲良くすれば自分も友達が増えるかもしれないと思った。

ある日家に呼ばれた。勉強を一緒にしたいという理由だった。

前日の電話で明日に予定がないことを言っていた為、断ることができなかったし、その時すでに私は相手を信用していたと思う。

 

家に上がった。最初は離れて座っていたのに距離をどんどん詰めてきた。さりげなく離れるとさらに詰めてくる。

お手洗いを借りるふりをして一回立って、少し離れた場所に座ったが隣に座り直してきた。

相手が女性関係の話をしてきた。それはそれは気持ちの悪い話だった。嫌悪感を隠し、必死に話を逸らした。

相手はそれでも気持ちの悪い話を止めなかった。

突然肩を回してきた。右手で払おうとしたらそのまま腕を掴まれ体を触られた。パニックになってなぜか「やめて」と言うのと同時に笑いが出た。多分それがよく無かった。冗談だと思われたんだと思う。

逃げようとしても力の差がありすぎた。抵抗しても離れることがなかなか出来なかった。

なんとか抜け出して帰った。泣きながら走って帰って、家に着いた瞬間玄関に入るや否や嘔吐した。

涙で歪んで見える視界に靴と吐瀉物。匂い。震え。今でも鮮明に覚えてる。

そのまま深夜になるまで玄関に座っていた。泣くわけでもなく、ただ考えていた。

吐いた直後の私の頭は気持ちの悪さと殺意でいっぱいだった。次に殺意のみになった。

この後が不思議なことに、消えたいという考えが出てきた。それがどんどん大きく膨らみ、あれほどであった殺意を超え、私の脳を支配した。家のどこも電気をつけず、暗闇の中お風呂に入って湯船の中で死にたいと死にたくないを繰り返し言った。

気絶するように眠って起きた時だった。

右腕に痛みが。そこには前日掴まれた跡があざになって残っていた。

こんな強い力で掴まれたのか。前日の自分が必死に抵抗した証拠のように思えた。

翌日にもなると驚くほど冷静で、無感情でそのあざの写真を撮った。

今でもその写真は残している。

そして今でも時々まだあの時の出来事を思い出す。身体中が震えて心臓が痛くなって目の前が白くなる。吐いて泣いたら少しマシになって、酒に浸って過食する。

そして今でも時々相手を殺してしまいたいと思う。社会的に殺そうかとか物騒なこと考えて落ち着こうとする。

相手がなんとも思ってないのにも腹が立つ。そしてあいつと仲良くしている人間を見ても腹が立つ。完全に理不尽だね。わかってる。黙れ。私と同じ体験をしろ。いや誰もしないで欲しい。切実に。こんな思いをする人間はもう増えないでほしい。

 

世界中の人間の中で唯一嫌い。お前は最後に私に謝罪し、二度と視界に入るな。去勢しろボケ。

 

ああああもう嫌だ。早く帰ってきて。帰ってきて大丈夫って言って。一緒に映画見て。お願い早く帰ってきて。